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事業紹介

あらゆるモノづくりに欠かせない「素材」「機械」「電力」

神戸製鋼所は、6つの事業部門を持つ「複合経営」で事業を展開しています。

鉄鋼/溶接/アルミ・銅
鉄鋼のみならず、特性の異なる複数の素材を扱っており、素材特性を活かした多様な製品を提供しています。

機械/エンジニアリング
100年の歴史をもつ機械事業。日本初の海外プラント建設にはじまるエンジニアリング事業。豊富な実績に基づき、高度で複雑な要求に応えます。

電力
最新鋭の環境対策設備を備えた発電所で電力の安定供給に貢献するとともに、安定収益基盤の確保を目指します。

鉄鋼事業部門

製品の高度化・高付加価値化に向けた「ものづくり力」の基盤強化を追求

鉄鋼事業部門は、鋼材、鋳鍛鋼、チタン、鉄粉の事業ユニットからなり、生産性の向上・コスト競争力向上を見据えた「ものづくり力」の強化を徹底するとともに、特長ある製品・技術のグローバル展開や輸送機分野など成長需要分野へのシフトを進めていきます。

写真:棒鋼棒鋼
写真:線材コイル線材コイル

線材・棒鋼

主に自動車用の特殊鋼を製造しています。特に自動車のエンジンや足廻りに使用されるばね用線材、ボルト・ナットなどに使用される冷間圧造用(CHQ)線材において、高い技術力により「線材の神戸」として世界で高い評価を得ています。

写真:厚板圧延機厚板圧延機

厚板

主に造船用、建材用、建産機用の鋼板を製造しています。また、近年の世界的なエネルギー開発需要の高まりを受けて、ラインパイプ・圧力容器・タンク用鋼板などにも注力しています。

写真:薄板コイル薄板コイル

薄板

主に自動車用、家電用、建材用の鋼板を製造しています。特に高張力鋼板(ハイテン)に注力しており、自動車の軽量化、さらには燃費向上による環境負荷低減に貢献しています。

写真:13,000トンプレス13,000トンプレス

鋳鍛鋼

鋳造(溶けた鉄を型に流し込み冷やして成形)や鍛造(プレス機で加圧し強度を上げながら成形)により、主に船舶用クランクシャフトなどの複雑な形状の大型構造物を製造しています。

写真:ジェットエンジン © Rolls-Royceジェットエンジン
© Rolls-Royce
写真:チタン製ファンケースチタン製ファンケース

チタン

溶解から最終製品(展伸材)までを手掛ける、チタン総合一貫メーカーとして、航空機やロケット部品向けの合金チタンからゴルフクラブや屋根瓦といった民生用途向けの純チタンまで、幅広い分野を手掛けています。

写真:アトマイズ鉄粉(アトメル)アトマイズ鉄粉(アトメル)

鉄粉

主に複雑な形状の自動車用部品に使用される鉄粉を製造しています。国内トップメーカーとして、環境向け(汚染土壌・水の浄化用)など、鉄粉の新たな可能性を見出し、製品化しています。

溶接事業部門

「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」としてアジアナンバーワンへ

溶接事業部門は、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」としてアジアナンバーワンとなることを目指し、溶接材料、溶接ロボットシステム、施工技術などでの溶接のトータルソリューション展開を進めております。

写真:溶接材料

溶接材料

神戸製鋼では「FAMILIARC™」「TRUSTARC™」「PREMIARC™」のブランドで、約800種類の溶接材料を製造・販売しており、造船・鉄骨・自動車をはじめ、あらゆる産業のものづくり力向上に貢献しています。

写真:被覆アーク溶接棒
被覆アーク溶接棒

電弧棒(手棒)とも呼ばれる世界的に最も汎用的な溶接材料です。比較的簡易な機器で溶接が可能なため、建築・鉄骨をはじめ、あらゆる産業分野で広く使用されています。

写真:ソリッドワイヤ
ソリッドワイヤ

主に自動車や建設機械分野で使用されている、フラックス(酸化物粉)を使用しない金属(線材)のみのワイヤです。
ロボットとの組み合わせによる連続溶接で、ユーザーの生産性向上に貢献しています。

写真:フラックス入りワイヤ(FCW)
フラックス入りワイヤ(FCW)

主に造船や橋梁分野で使用されている、金属にフラックス(酸化物粉)を内包したワイヤです。フラックス成分などの最適化により、溶接時間の短縮や溶接部の品質向上に貢献しています。

写真:柱大組立溶接ロボットシステム柱大組立溶接ロボットシステム
写真:建設機械ロボットシステム建設機械ロボットシステム

溶接システム

溶接ロボットシステムでは、特に鉄骨や建設機械分野などの中板・厚板分野において国内トップの実績を誇ります。溶接作業の自動化、高能率化のみならず、お客様でのコストダウンと高品質化の実現を図るなど、最適な溶接ソリューションを提供しています。

アルミ・銅事業部門

自動車・航空機の軽量化に資する分野に注力し国内トップクラスを堅持

アルミ・銅事業部門は、輸送機分野を主な重点分野と位置付け、オンリーワン製品の強化、グローバル供給体制の構築と強化を図っています。国内トップクラスのアルミ・銅メーカーとして長年に渡り培ってきた技術と信頼を更に高めることで、世界のお客様にとってなくてはならない存在であることを目指します。

写真:アルミコイルアルミコイル

アルミ板

長年にわたり培ってきた高度な圧延技術により、飲料用缶材や自動車用パネル材、ハードディスク用ディスク材、エアコン用フィン材、半導体・液晶製造装置用厚板など、高付加価値のオンリーワン製品を、さまざまな分野に提供しています。

写真:アルミ押出形材アルミ押出形材

アルミ押出・加工品

世界トップクラスの技術力を誇り、自動車部品用をはじめ、鉄道車両用などのオンリーワン製品を提供しています。また、電磁成形技術によるステイ一体型自動車バンパーを開発するなど、独自の取り組みを進めています。

写真:航空機用ギアボックス航空機用ギアボックス

アルミ・マグネシウム鋳鍛造品

優れた鋳鍛造技術や解析技術、合金開発力により、メカニカルプレスによる自動車サスペンション用アルミ鍛造部品や、砂型鋳造による航空機部品、半導体・液晶製造装置(チャンバー)などのオンリーワン製品を提供しています。

写真:電子材料用銅板条電子材料用銅板条

銅板条

半導体用リードフレーム材や自動車用端子・コネクタ材などの銅合金板条を製造・販売しています。
独自の合金配合により強度・導電率・耐熱性を両立した高付加価値製品を開発しており、半導体用リードフレーム材ではアジアで20%のシェアを有しています。

写真:熱交換器用異形伝熱管熱交換器用異形伝熱管

銅管(コベルコ マテリアル銅管)

2004年に三菱マテリアル(株)との事業統合により設立した(株)コベルコ マテリアル銅管は、国内トップメーカーとして、エアコン用をはじめとした銅管を製造・販売しています。溝付管やエコキュート用銅管など高付加価値品の開発を進めると共に、東南アジア(タイ・マレーシア)での供給体制を強化しています。

機械事業部門

世界を舞台に高収益事業体を目指し成長戦略を推進

機械事業部門は、産業機械や圧縮機、エネルギー機器など幅広い製品メニューをそろえています。環境・エネルギー・自動車分野など成長市場におけるグローバル需要を取り込むべく、特長ある製品・技術の創出に取り組むとともに、ものづくり力の強化と最適生産体制の構築を図っています。

産業機械

写真:タイヤドラム試験機タイヤドラム試験機
タイヤ・ゴム機械

タイヤ・ゴム機械や樹脂機械、高機能商品(成膜装置)、金属加工機械などのさまざまな産業機械をラインナップしています。特に、ゴム混練機やタイヤ試験機、樹脂混練造粒機などの得意分野に特化しており、世界的に競争力の高いオンリーワン製品の集合体となっています。

写真:樹脂混練造粒システム「LCMシリーズ」樹脂混練造粒システム
「LCMシリーズ」
樹脂機械
写真:オープンラック式LNG気化器「ORV」オープンラック式LNG気化器「ORV」
機器

主にエネルギー・化学分野で使用される大型機器をラインナップしており、石油精製用リアクター(圧力容器)やLNG気化器、熱交換器、空気分離装置、原子力機器など、世界で認められている高品質の製品を供給しています。

圧縮機

非汎用(大型)ガス圧縮機から汎用(小型)空気圧縮機まで、あらゆる種類のコンプレッサをラインナップしています。
また、これを応用した冷凍機やヒートポンプなどの冷熱機器も含め、ユーザーの大幅な省エネに貢献しており、世界トップクラスの総合圧縮機メーカーを目指しています。

写真:非汎用圧縮機
非汎用圧縮機

石油精製などの大型プラントの心臓部を支える非汎用圧縮機において、スクリュ式、ターボ式、レシプロ式の3種類すべてをラインナップしている世界唯一のメーカーです。

写真:汎用圧縮機
汎用圧縮機

大小あらゆる工場の動力を支える汎用圧縮機では、1.5KWから600KWまで、豊富なメニューをラインップしており、世界最高水準のエネルギー効率でユーザーの省エネに貢献しています。

写真:冷熱機器
冷熱機器

世界最高水準のエネルギー効率を誇る冷凍機やヒートポンプ、蒸気発電機、蒸気圧縮機、バイナリー発電機などの省エネ機器をラインナップしています。いずれもスクリュ圧縮機の技術を応用したもので、小型でも高効率を実現しています。

エンジニアリング事業部門

差別化できる技術・ノウハウを武器に、強みを活かしたビジネスを世界で展開

エンジニアリング事業部門は、業界トップクラスの独自プロセスや、各種技術・ノウハウを組み合わせ、まとめるエンジニアリング力を有しています。幅広く変化する顧客ニーズに柔軟に対応し、付加価値あるソリューションを提供することで社会に貢献します。

新鉄源

独自開発の製鉄プロセスである天然ガス還元法MIDREX®プロセスや新製鉄法ITmk3®プロセスの他、製鉄ダストリサイクルに適したFASTMET®プロセス、鉄鉱石をペレットに加工するKOBELCOペレタイジングシステム、改質褐炭(UBC)プロセスなどを世界各地に展開しています。

写真:MIDREX®プロセス
MIDREX®プロセス

神戸製鋼の100%子会社であるMidrex Technologies,Inc.が独自開発した、天然ガスを還元剤とした製鉄プロセスです。直接還元製鉄のリーディングプロセスとして、中近東を中心に世界で約70基が稼動しており、シェールガス革命による新たな需要が期待されています。

写真:KOBELCO ペレタイジングシステム
KOBELCO ペレタイジングシステム

鉄鉱石を回転式焼成炉(ロータリーキルン)で丸いペレット状に焼き固める事前処理技術で、国内唯一のペレットプラントを加古川製鉄所に保有している他、鉄鉱石産地・燃料産地であるベネズエラ・チリ・バーレーン・イラン向けなどの実績があります。

写真:原子力関連施設原子力関連施設

原子力・CWD

放射性物質を扱う高い技術・ノウハウにより、原子力関連の廃棄物処理・貯蔵用途の施設・機器で多数納入実績があります。また、CWD(化学兵器処理)事業では、神戸製鋼独自の制御爆破技術DAVINCH®は、あらゆる種類・形状の化学兵器の処理が可能です。探査や分析技術、運転ノウハウを組み合わせた総合力で、国際社会に貢献しています。

写真:フレア護岸フレア護岸

鉄構・砂防

公共防災分野において、自然環境保護と安全性を両立した独自製品を提供しています。大型の鋼製砂防えん堤(格子形の鋼製ダム)では国内トップの実績がある他、高波を打ち返す構造のフレア護岸など、多様化する防災ニーズに対応しています。

写真:新交通システム新交通システム

都市システム

ゴムタイヤ式新交通システムにおいては国内トップのエンジニアリングメーカーで、「神戸ポートライナー」や「ゆりかもめ」など、国内外で多数の実績を誇ります。ホームドアの開発・販売も行っており、鉄道の安全に寄与しています。

電力事業部門

最新鋭の環境対策設備を備えた発電所で電力の安定供給に貢献するとともに、安定収益基盤の確保を目指す

2002年度より電力供給事業を開始し、地域の電力の安定供給に貢献しています。更に現在、発電所の増設・新設計画を進めています。

事業ビジョン

最新鋭の環境対策設備を備えた発電所による電力の安定供給で社会に貢献

当社は2002年度より神戸にて電力供給事業を開始しています。電力供給事業としては、国内最大規模であり、地域の電力の安定供給に貢献してきました。更に栃木県真岡市に125万kWのガス火力発電所を建設し2019年から2020年にかけて完成予定です。神戸製鉄所の高炉跡地での130万kWの石炭火力発電所建設については地域住民の皆様の理解を得ながら進めています。順調に計画が進めば2022年度中に発電能力が合計395万kWになります。
また、2016年4月より既存の電力供給事業の経営資源を有効活用し一体運営すること、当社グループの経営ビジョンをより明確にすることなどを目的に、従来鉄鋼事業部門が神戸製鉄所で運営していた神戸発電所と、本社部門で推進していた栃木県真岡市および神戸市での新規電力プロジェクトを統合し、電力事業部門を新設しました。
2016~2020年度中期経営計画では、神戸発電所の安定稼動の継続・安定収益の確保、また栃木県真岡市と神戸市での2件の新規電力プロジェクトの着実な推進に注力していきます。

事業内容

神戸発電所

1995年4月の電気事業法改正を受け、神戸製鉄所の既存インフラや製鉄事業での自家発電のノウハウなどを最大限に活用した新規事業として、神鋼神戸発電所を建設し、2002年度より電力供給事業を開始しています。発電した電力は、関西電力(株)へ全量を供給しています。電力卸供給事業としては国内最大規模であり、神戸市の夏場のピーク電力需要の約7割を賄える規模です。また、都市部に立地している事から、最高水準の環境設備を備えています。2016年4月に、事業会社名をこれまでの神鋼神戸発電(株)から、グループブランドを付した(株)コベルコパワー神戸へ変更しました。

真岡発電所(建設中)

栃木県にある真岡製造所の隣接地に125万kW級の発電所の建設を計画しています。2014年9月に東京ガス(株)と電力とガスの供給に関する契約を締結し、2019年後半の1号機稼動開始を目指して建設中です。2016年1月に、特別目的会社(SPC)として、(株)コベルコパワー真岡を設立し、同年7月には起工式を実施しました。本発電所は、東京ガス(株)から都市ガスの供給を受け、最新鋭のGTCCによる国内最高レベルの効率で発電を行います。国内初の本格的な内陸型火力発電所であり、電源の分散立地によるエネルギーインフラの強靱化や地域の発展などに貢献できると考えています。

(仮称)神戸製鉄所火力発電所(計画中)

2017年を目処とした神戸製鉄所の上工程休止に伴い、高炉跡地に発電規模130万kWの発電所増設計画を進めています。
2015年3月に関西電力(株)と電力受給契約を締結し、現在、2021年度の1号機稼動開始を目指し、環境アセスメントを実施しています。
本発電所は、最新鋭の発電技術である超々臨界圧発電設備の導入に加え、都市型発電所に相応しい最高水準の環境設備を備えたものとなります。