KOBELCO

Our BusinessMaterials

ものづくりの基盤を支える「素材」の質は、お客様の「製品」の質にも直結します。KOBELCOは、複数の素材に関する専門技術を持つ希少な存在として、輸送機の軽量化など製品の付加価値を高めています。独自性の高い素材を多く持つ私たちにしかできない方法で、環境負荷の低減やCO2排出量の削減に寄与していきます。

Materials

鉄鋼

Iron&Steel

  • 自動車用弁ばね用線材#1

    自動車用弁ばね用線材は、自動車用エンジンの中でも非常に重要な役目を果たす弁ばね向けに開発された特殊鋼線材です。エンジン内のシリンダー上部に取り付けられ、吸排気弁の動きをコントロールする弁ばねは、線径2~5mm程度、1個あたり30~50gの小さな部品です。しかし、1分間に数千回の伸縮という、高い繰り返しの荷重を受けるため、非常に高い品質が求められます。もし、弁ばねが破損すると、走行中の重大事故につながる恐れもあり、走行距離10万km以上あるいは10年間という長期間で疲労破損しないことが第一条件です。また、経年変化により、ばねがへたり、ばねの高さが低くなってしまうと、エンジン性能に悪影響が出ることから、耐へたり性の高いものが要求されます。疲労寿命と耐へたり性は相反する特性であり、これを両立させることは高い技術が必要です。

  • Value

    自動車用弁ばね用線材の分野では、当社は世界50%のシェアを占めており、「線材の神戸」の代表的な製品として世界で活躍しています。また、自動車の低燃費化が進む現代では、弁ばねは、さらに小型に、さらに高応力にと進化が進んできました。また当然それに伴って、疲労強度または耐へたり性のさらに高い弁ばね用線材が要求されています。ハイブリッド車では、1g軽いばねを使うことで燃費が0.2%向上し、回転数も100~200rpm上げることができるとの試算例もあり、弁ばね用線材のさらなる高強度化が要求されていくと考えられています。

  • 高張力鋼板(ハイテン)#2

    高張力鋼板は、その名を「ハイテン」(High Tensile Strength Steel Sheets)とも呼ばれ、引っ張り強さの高い鋼板のことです。おもに自動車の車体骨格部材として使用されています。鋼板自体の強度を上げることができれば、そのぶん軽量化ができるため、自動車の衝突安全性能や低燃費化に貢献しています。しかし通常、鉄は強度を高めると加工時に割れてしまうなどの問題が生じますが、高張力鋼板は元素を添加して強化したり、製造工程を工夫することでその欠点を解消しました。当社では、この「ハイテン」よりもさらに強度の高い「超ハイテン」の開発・製品化において、トップメーカーとしての地位を築き、業界を牽引しています。

  • Value

    「超ハイテン」は通常の鉄の3倍の強度を持ち、通常の鉄の3分の1以下の重量で強度を維持したまま部品を作ることが可能となったことから、広く自動車の車体骨格として採用されました。自動車部品の軽量化は低燃費化に大きく貢献し、結果として地球温暖化の防止にもつながります。当社では、その「超ハイテン」に加えて、それを応用した継手構造や、曲げ性能や伸び性能、溶接性に優れたものなど、さらなる特長を生み出し、製品化することで、様々なニーズに対応しています。

溶接

Welding

  • 溶接材料#1

    「FAMILIARC™」「TRUSTARC™」と2種類の溶接材料ブランドを展開。造船、建築鉄骨、橋梁、産業機械など広い産業分野で使用されています。コストダウンに大きく寄与する「フラックス入りワイヤ」や、環境に対する負荷を低減させた「銅めっきなしソリッドワイヤ」など、製造・販売している製品は約800種類に上り、あらゆる産業のものづくりに貢献してきました。

  • Value

    幅広い分野で使用されているからこそ、溶接材料には環境負荷の低減が求められています。なかでもフラックス入りワイヤは、施工能率の高い溶接を実現する材料。溶接工数を大幅に削減し、溶接能率を大幅にアップさせ、美しい溶接ビード外観が実現可能です。環境への配慮面で大きな評価を得ているのが、銅めっきなしソリッドワイヤです。独自のワイヤ表面処理技術を行うことで、銅めっき処理を廃止し、負荷低減を可能にしています。

  • 溶接システム#2

    溶接ロボットシステムでは、特に建築鉄骨や建設機械分野などの中板・厚板分野において国内トップの実績を誇ります。溶接作業の自動化、効率化のみならず、お客様のコストダウンと高品質化の実現を図るなど、目指すのは最適な溶接ソリューションの提供です。狭あい部へのロボット適用率を向上させた溶接ロボット「ARCMAN™シリーズ」やスパッタの少ない高性能かつ高品質な溶接を行う溶接プロセス「REGARC™」があります。

  • Value

    溶接ロボットをベースとしたIoTやICTの活用にも積極的です。各種センサやカメラから溶接に関する情報を取り込み遠隔監視することができ、施工データのモニタリング、トレーサビリティもサポートしています。アジアでの実績を踏まえて北米への展開を目指す今、世界それぞれの市場に合わせた戦略を描いていきます。

アルミ・銅

Aluminium&Copper

  • アルミ材#1

    アルミ材は大きく、アルミ板、アルミ鋳鍛造品、アルミ押出品・加工品、の3種類の製品群からなります。自動車のエンジンフードに使われるアルミ板や飲料ボトルの缶材など、軽量化の実現が望まれている製品が主であり、国内では大きなシェアを誇っている製品ばかりです。

  • Value

    国内で大きなシェアを持つのは、自動車のエンジンフードなどに使われる「アルミパネル板」。自動車の足回りで使用される「サスペンション用アルミ鍛造部品」はトップシェアをとっており、従来の鉄製品と比べて40%以上の軽量化を実現しました。さまざまな形状への対応や複雑な部品への技術力も高く、アルミボトル缶材のうち複雑な加工が必要なボトル缶の国内シェアは約70%に上ります。

  • 銅板条#2

    銅材の製品群は大きくふたつ。ひとつは半導体用の「リードフレーム」や自動車用の「端子・コネクタ」などに使用する「銅板条」です。とくに自動車の神経とも言われるワイヤーハーネス部分には、「端子・コネクタ用銅合金」が使用され、国内シェア約30%を有しています。

  • Value

    銅板条では、独自の元素配合により強度・伝導率・耐熱性を良質した高付加価値製品の開発を可能としています。半導体用リードフレーム剤では、アジアで約20%のシェアを持っています。自動車端子・コネクタ用銅合金およびめっきも、ワイヤーハーネスのコネクタに使用され、国内シェアは30%。従来にない小型化並びに高性能化に寄与しています。

Materials素材
Machinery機械
Electric Power電力
Technical Development Group技術開発本部