BUSINESS 01

MATERIALS BUSINESSES

MATERIALS
BUSINESSES

素材系事業

多様な金属で世界の進歩を支える、

総合素材メーカー。

多様な金属で

世界の進歩を支える、

総合素材メーカー。

神戸製鋼は国内で唯一、鉄とアルミを製造できるメーカーであり、さらには銅合金やチタンなど、幅広い金属材料を手掛けています。近年は、生産プロセスにおけるCO2削減にも挑み、低CO2高炉鋼材『Kobenable® Steel』を日本で初めて商品化しました。神戸製鋼ならではの技術のかけ算を活かして、カーボンニュートラル実現に向けた製品・技術の開発にも取り組んでいます。

鉄鋼アルミ

Steel & Aluminum

代表的な製品

自動車用弁ばね用線材

世界シェア50%。
“線材の神戸”を代表する製品。

自動車用エンジンの弁ばね向けに開発された、特殊鋼線材。吸排気弁の動きをコントロールする重要な役割を持つ、線形2〜5mm程度、30〜50gの小さな部品です。1分間に数千回伸縮し、繰り返し荷重を受けるため、非常に高い品質が求められますが、長寿命で耐へたり性に優れた当社の製品は、世界シェア50%。多くの自動車メーカーに採用されています。また、自動車の低燃費化ニーズに応えるため、弁ばねはさらに小型かつ高応力に進化してきました。特にハイブリッド車では1gばねが軽くなると燃費が0.2%向上すると言われており、さらなる軽量化・高強度化が要求されています。弁ばねはとても小さな部品ですが、自動車の環境負荷軽減に大きく貢献しています。

アルミ板材

環境にやさしい生産方法で
つくり出す、身近な材料。

アルミの特徴の一つが、軽量であること。そのため、燃費改善が進む自動車や、皆様が普段目にする飲料のアルミ缶など、幅広く使用されています。また、ハードディスクのアルミニウム合金基盤にも、当社の製品が使われており、特に「ブランク」と呼ばれる部品の世界シェアは50〜60%を維持してきました。近年では、CO2排出量が少ないエネルギーで精錬された『グリーンアルミ原料』を用いたアルミ板を自動車に適用するなど、CO2削減への挑戦を加速させています。

KEYWORD

自動車用弁
ばね用線材

世界シェア
50%

高張力鋼板
(ハイテン)

国内トップ
メーカー

アルミボトル
缶材

国内シェア
70%

鉄鋼アルミがかなえる、
あしたにいいこと。

  • 低CO2高炉鋼材
    『Kobenable® Steel』で、
    生産工程の環境負荷低減に貢献。
  • アルミ製品により、
    自動車の軽量化を実現し、
    CO2削減に貢献。
  • 事業シナジーを発揮し、
    ソリューション提案や
    素材のグローバル供給を推進。
  • プラスチック廃棄物(ペットボトル)の
    増加を抑制し、海洋環境保全に貢献。
  • 	産業と技術革新の基盤を作ろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

素形材

Advanced Materials

代表的な製品

銅板条

一貫生産体制で生み出される、
高付加価値な製品。

半導体用の「リードフレーム」や自動車用の「端子・コネクタ」などに使用される銅板条。当社独自の元素配合により強度・伝導率・耐熱性に優れた高付加価値製品を開発しています。特に半導体用リードフレーム材はアジアシェア20%、自動車の神経とも言われるワイヤーハーネス部分で使用される「端子・コネクタ用銅合金」は国内シェア30%。近年は自動車の電子制御化によるコネクタの増加や極数の増加に伴う「低挿入力めっき」の開発など、新たなニーズにも対応しています。

NCチタン箔

モビリティの可能性を広げる、
新たな素形材。

水素と酸素が化学反応することで走る燃料電池車(FCV)。その動力源となる燃料電池部分で重要な役割を果たしているのが『NC(Nano-Carbon composite coat)チタン』。チタン表面の酸化皮膜中に導電性のカーボン粒子を分散含有することで高い耐食性と導電性を両立させたチタンです。この製品は、当社が自動車メーカーとともに世界で初めて量産化に成功しました。これにより自動車の発電装置である「燃料電池スタック」のさらなる小型・高性能化、そしてメーカーの飛躍的な生産性向上に貢献。自動車産業をはじめ、鉄道や造船などの産業に向けて、燃料電池の用途拡大を後押しする製品として期待されています。

アルミサスペンション

大幅な軽量化により、
自動車の燃費向上に貢献。

自動車の足廻りで重要な役割を果たしているサスペンション。近年は環境保護のための燃費向上や運転性能の向上から軽量化ニーズが高まっており、アルミ化が進められています。神戸製鋼のアルミサスペンションは、従来の鉄製品と比較して40%以上の軽量化に成功。国内で80%のシェアを獲得しています。また、鍛造から検査、梱包まで、一貫した生産ラインにより高い生産性と短納期を実現し、自動車メーカーのニーズに柔軟に応えることができます。

KEYWORD

航空機エンジン向け
チタン

日本唯一の
一貫生産
メーカー

自動車サスペンション用
アルミ鍛造部品

国内
トップシェア

半導体用
リードフレーム材

アジアシェア
20%

素形材がかなえる、
あしたにいいこと。

  • 信頼される製品とサービスを提供し、
    安全・安心な社会づくりに貢献。
  • 製品供給を通じて
    社会と産業の持続的発展を支え、
    カーボンニュートラルに貢献。
  • スクラップ活用の促進などに取り組み、
    リサイクル・資源循環に貢献。
  • 自動車の軽量化に応えるアルミ加工品、
    サスペンションを提供し、
    EV化の進展に貢献。
  • グリーンアルミの活用を推進し、
    カーボンニュートラルの実現に貢献。
  • アルミ鋳鍛、銅板事業を通じて、
    半導体業界の成長に貢献。
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

溶接

Welding

代表的な製品

溶接材料

さまざまな溶接に対応する、
種類豊富な製品群。

造船、建築鉄骨、橋梁、産業機械など、溶接材料は多様な産業分野で使用されています。製造・販売している製品は約800種類にのぼり、あらゆる産業のものづくりに貢献してきました。幅広い分野で使用されているからこそ、溶接材料には環境負荷の低減が求められています。当社でも、能率の高い溶接材料や施工方法の開発を進め、同時に環境に配慮した銅メッキフリーの溶接材料などを製品化。環境に配慮した製品の開発に挑んでいます。

溶接システム

世界への輸出を目指す、
溶接ソリューション。

溶接ロボットシステムでは、建築鉄骨や建設機械などの中板・厚板分野において国内トップの実績を誇る当社。溶接作業の自動化・効率化にとどまらず、お客様のコストダウンと高品質化の実現を図るなど、“最適な溶接ソリューション”の提供を目指しています。さらに溶接ロボットをベースとしたIoTやICTの活用にも積極的に挑戦。アジアでの実績を踏まえて北米への展開を目指しており、各地域の市場に合わせた戦略を描いています。

KEYWORD

中板・厚板の
溶接システム実績

日本
トップ

溶接材料

800
種類

溶接がかなえる、
あしたにいいこと。

  • 溶接材料、溶接法、溶接システムを
    グローバルに提供。
    お客様のニーズに応える
    ソリューションを追求し、
    社会に貢献する。
  • エネルギー需要の変化をとらえた
    溶接材料や溶接ロボットの開発により、
    カーボンニュートラルの実現に貢献。
  • AIを活用した
    溶接ロボットの高性能化や、
    省力・高能率な製品や
    サービスの提供により、
    国内外の人材不足に対応。
    ものづくりを支え、
    社会基盤整備や地域経済に貢献。
  • スマートフォン用アプリを通じて
    情報を提供し、
    お客様の課題解決に貢献。
  • 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう