KOBELCOのものづくりを、

決して止めないために。

KOBELCOの

ものづくりを、

決して止めないために。

東京本社
鉄鋼アルミ事業部門 原料部 金属室

Rさん

2017年新卒入社 教育学部 卒

CAREER

2017年

新卒入社
鉄鋼事業部門 神戸製鉄所
経理室 配属

神戸製鉄所(現・神戸線条工場)で工場の損益・原価計算、および原価計算システム再開発プロジェクトを担当。

2021年

鉄鋼アルミ事業部門
原料部 金属室 配属

加古川製鉄所・高砂製作所向けの合金鉄調達業務を担当。

日本のものづくりの
一端を担いたい。

メーカーへの就職を志したきっかけは、学生時代のバックパッカー経験です。大学の夏休み・春休みはいつも海外へ旅をしていました。ネパール、インド、スリランカ、ブラジル、チリ、ペルー…。東南アジアや中南米を中心に多くの国を渡り歩きましたが、そのなかで、日本のものづくりの質の高さに気づきました。自動車も、日用品も、電気製品も、信頼できたのはすべて日本のメーカーの製品だったのです。そして、ものづくりの“川上”となる素材メーカーなら、最終製品の形や分野を問わず世の中に広い影響力を与えられると考え、神戸製鋼に入社しました。最初に配属となったのは、自動車部品用の線材・棒鋼を生産する工場の経理室。せっかくメーカーに就職するなら製造の現場に近いところで働きたいと考えていたので、願ってもない配属でした。ひとつの製品をつくるためにどれぐらいのコストがかかり、いくらの利益が出るのか。工場で実際に製造を行う方々からも学ばせていただきながら、メーカーにおける損益・原価計算などの基礎を身につけていきました。

あらゆるリスクを想定し、
世界の動きに先回りする。

現在は加古川製鉄所・高砂製作所の製造工程で使用する、合金鉄と呼ばれる原料の調達業務を担当しています。工場の生産計画に基づいて、商社や生産者など世界中のサプライヤーから必要な数量を過不足なく仕入れます。原料がなければ、当然、工場の生産活動は行えません。何があろうと、世界中のどこかから原料を調達し、神戸製鋼の高炉の火を絶やさないこと。それが調達担当に課せられた最大の使命です。そのためには、常に外部環境の情報収集を行い、さまざまなリスクに対応できる調達体制をつくっておかなければいけません。すでにつながりのあるサプライヤーとの関係性を強化しながらも、依存リスクを軽減するために、世界中から新たなサプライヤーを開拓する。海外情勢に目を光らせ、原料産出国で何か問題が起きそうであれば、輸出がストップする事態に備えて別のルートを確保しておく…。あらゆる可能性を想定して先手を打つために、日々、奔走しています。

安定調達。それは、
未来がうまれる第一歩。

ここ数年で新型コロナウイルスのパンデミック、ロシア・ウクライナ問題など、原料調達に大きな影響を及ぼす事態にいくつか直面しました。その度に感じたのが、サプライヤーとの信頼関係の重要性。原料自体の仕入れについてはもちろんのこと、需給状況や産出国の動向といった最新の情報も、サプライヤーなしでは入手できません。普段から誠意あるコミュニケーションを行い、平常時に良い関係性を構築することが、有事の際の安定調達につながります。海外の会社がほとんどなので、英語でのコミュニケーションは必須。社内で開催される週2回の語学研修、3ヵ月間の短期語学留学などの語学教育制度を活用して、英語のスキルを磨いているところです。今後、契約交渉などの高度な内容も英語で行えるようにしたいと考えています。調達は決して目立つポジションではないかもしれませんが、間違いなく、神戸製鋼のものづくりのスタートラインとなる重要な仕事。これからも安定した原料調達を通じて会社を支えられるように、成長していきたいと思います。

SCHEDULE
とある1日のスケジュール

09:30

出社

メールチェックや問い合わせへの対応をします。

10:30

デリバリー調整

取引先・工場の要望に合わせてデリバリー調整を行います。

12:00

昼休憩

13:00

取引先との面談

担当品目についての交渉・協議・情報交換を行います。

15:00

定例ミーティング

工場・営業・室内と定例会議を設け、情報交換。各部からの要望を検討します。

16:00

需給確認

工場での納入量・使用量を確認。適正在庫を維持できるよう対応します。

16:30

契約締結

品目を取り巻く環境・工場での使用量を確認し、契約方針作成。
取引先へ見積もりを依頼し、交渉、契約を進めます。

19:00

退社

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