
長府製造所
素形材事業部門
銅板ユニット 銅板工場 技術室
Kさん
2016年新卒入社 工学部 機械工学科 卒
CAREER

- 2016年
-
新卒入社
アルミ・銅事業部門
長府製造所 銅板工場
銅板研究室 配属銅合金の評価・開発に携わる。
- 2021年
-
素形材事業部門
銅板ユニット 銅板工場 技術室 配属銅合金の工程設計、お客様との交渉業務に携わる。

入社1年目で、主担当。
入社3年目で、海外出張。
「若い時から、好きなように自分でいろいろできるよ」神戸製鋼のOBにあたる大学の先輩からそう聞いたのが、興味を持ったきっかけ。いざ入社してみると、思っていた以上に裁量が与えられることに驚きました。最初に配属となったのは、長府製造所 銅板工場の開発室。主に製品の評価を行なっていたのですが、どんな評価方法で、どのようにデータを取得するか。その方法を考えるところから、入社1年目の私に任されたのです。もちろん先輩のフォローもありますが、主担当は私。大学の機械工学科で、素材に関することも一部学んでいましたが、金属に関する専門知識はゼロ。図書室にこもり勉強しながら、銅合金の評価にあたりました。思い出深いのは、入社3年目で、台湾出張を任された時のこと。お客様は放熱部材の加工メーカー。自分でデータを取って評価した製品を、自分でお客様に説明しに行く。初めての海外出張ということもあり、うまくプレゼンできるか不安でいっぱいでした。その時の案件は受注には至らなかったのですが、海外のお客様に直接お会いして、自分の口で自分たちの技術をアピールするという経験が、今の技術室での仕事にもつながっていると思います。

工場の500名を代表して、
お客様と話をしに行く。
私が働く技術室の仕事を簡単に説明するとしたら、工場とお客様との間に立つ仕事です。お客様からご依頼をいただくサンプルの対応が主な業務のひとつ。最終的な売値を決めるのは営業ですが、見積もりをつくる際に実際にかかる費用を算出するのは技術室の役目。工場のすべての部署と関わりながら、製造工程でかかる費用を計算し、工程設計を行なっていきます。工場側の意見をとりまとめ、お客様に正しく伝えるために、製造や開発、生産管理まで、さまざまな部署と日頃から頻繁にやりとりをしています。銅板工場全体の関係者は500名ほど。大袈裟かもしれませんが、500名を代表して、お客様と話をしに行く。そのくらいの気持ちを持って日々仕事をしています。工場の「代表」として、心掛けているのは、工場のことを隅々まで知り尽くすこと。製造現場の皆さんが集まるところに、重要な情報はすべて集まっています。だからこそ、1日に1回は、用事がなくても工場内を巡回するようにしています。おかげで製造のメンバーともすっかり仲良くなり、仕事が終わった後に飲みに行くこともよくあります。工場内も工場外も、コミュニケーションが活発なところも長府製造所の魅力かもしれません。

KOBELCOの技術と製品を
世界中に発信したい。
技術室の仕事は、お客様先に出向く機会も数多くあります。神戸製鋼が取引している銅板を加工、使用するメーカーは国内にとどまりません。定期的に行われる技術交流会では、お客様の海外拠点を周りながら、我々の材料を継続して使っていただくために、技術の特徴や強みを紹介し、交流を深めています。これまで台湾、中国、シンガポール、タイ、マレーシアで、現地のお客様と技術交流を行なってきました。神戸製鋼は銅板の分野において長年培ってきた実績があり、ネームバリューがあります。実際に海外進出している日系メーカーのお客様に、多く当社の製品を使っていただいています。一方で、海外のメーカーには、まだまだ知られていない存在です。現地のメーカーにも当社製品の魅力を知ってもらい、受注量を増やしていきたい。私たち技術室が、工場の500名を代表して、神戸製鋼の技術力や製品力を、世界中に発信していきたいと思っています。自分たちにしかつくれない製品をアピールし、お客様に採用していただくことが、私の最大のモチベーション。神戸製鋼の合金によって、たとえばお客様の製品の小型化や軽量化が実現できるかもしれない。技術と人との橋渡しによって、“あしたにいいこと”に貢献できる。それが技術室の醍醐味だと思います。
SCHEDULE
とある1日のスケジュール
- 08:30
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出社
メールの確認や、一日の業務スケジュールを作成します。
- 09:00
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工場周り
サンプル品の進捗や、現場の状況を知るために工場を巡回します。
- 10:00
-
クレーム対応
お客様から届いた現物を確認、原因分析を行い報告書を作成します。
- 11:00
-
引合対応
新規の問い合わせに対し、サンプルや見積もりの手配を進めます。
- 12:00
-
昼休憩
- 14:00
-
お客様ご要望対応
お客様からいただいたご要望に対応します。
- 16:00
-
社内資料作成
定期的に行なっている品質会議のための資料を作成します。
- 17:00
-
振返り
翌日の業務内容を確認します。
- 17:30
-
退社
