生産管理の精度が上がれば、

工場が、会社が伸びていく。

生産管理の

精度が上がれば、

工場が、会社が伸びていく。

高砂製作所
素形材事業部門 チタンユニット
チタン工場 製造部 生産管理室

Sさん

2014年新卒入社 商学部 卒

CAREER

2014年

新卒入社
鉄鋼事業部門
鋳鍛鋼事業部
業務管理部 生産管理室 配属

ブルーム/プラ型、組立型クランク軸のスロー(素材)を担当。

2017年

鉄鋼事業部門
鋳鍛鋼事業部
鋳鍛鋼営業部 舶用品室 配属

組立型クランク軸の主要なお客様への営業活動に従事。

2021年

素形材事業部門
チタンユニット
チタン工場 製造部 生産管理室 配属

チタン製品全般の素材部門工程(溶解~プレス等)の生産管理を担う。

数百を超えるアイテム。
すべてを滞りなく出荷できるように。

ものづくりの上流工程に興味を持ち、就活中はさまざまな素材メーカーを見ていました。上流に絞っていたのは、特定の業界に偏らず、幅広い分野に貢献したいと考えたから。例えば鉄なら、自動車にも船にも橋にも使われている。さまざまな業界に関わるチャンスがあるのが魅力的だったのです。神戸製鋼に入社後は、高砂製作所に配属となり、鋳鍛鋼の生産管理室で3年働いたのちに営業を経験。現在はチタン製品全般の生産管理の仕事を担っています。私たちの扱うチタンは、航空機の機体・エンジン材料、医療器具などに不可欠な材料。安全性を守るためにも高い品質が求められます。製造工程のプロセスを変更する場合も、お客様の承認を得る必要があるなど、ものづくりを行う上での制約が多く、生産管理として目を配るべきところがたくさんあります。さらに、チタンとひと口に言っても、アイテム数は数百点。お客様のアイテムによって、製造する際に使用する設備もさまざま。それぞれの製品を滞りなく製造し出荷できるように、計画を立て調整を行うのが私たちの重要な役割です。

精緻な生産計画を立てるために
つくった新たな指標。

正確な生産計画を立てることが、生産管理の仕事の肝。計画を練る上で欠かせないのは、ネックとなる工程をあらかじめ抽出し、工場の負荷を正確に把握することです。チタン製品全般の生産管理となった私が室長から与えられたのは、工場の負荷を把握するための新たな指標をつくるというミッションでした。チタン鍛造の時間は1回につき5~10分程度。複数回プレスを行うのですが、その度に再加熱をする必要がありました。そこで私が着目したのは、加熱する能力。工場の加熱能力が、製造できる能力の上限になるのではないかと考えたのです。鍛造時間自体は短いにもかかわらず、再加熱に時間がかかる。チタンのネック工程に気づけたのは、鋳鍛鋼の生産管理をしていた経験から。24時間の稼働に対して、チタンを何トン生産するために何時間の加熱が必要か。加熱時間を簡易計算する仕組みを導入し、それをもとにした生産計画をつくることで、より精緻に工場のキャパシティを把握できるようになったのです。私が提案した指標が、今では報告書の指標のひとつとして用いられるようになりました。

生産管理がしんどい時が、
会社がいちばん儲かる時。

負荷と能力が拮抗している状態が、工場のポテンシャルを最も発揮できている状態。キャパシティ上限の生産量を達成するとともに、生産計画通りに納入ができた時は本当に嬉しいですね。もしも工場のキャパシティをフルで使うことができず、負荷を下げてしまうと、製品1個あたりのコストが上がり、お客様に提供する際の値段が上がり、結果的に他社に価格で負けてしまう。コストと売値のバランスをとるのも、私たち生産管理の役割なのだと考えるようになりました。私たちのつくる計画が、工場の安定稼働につながり、お客様の納期厳守につながり、製品一つひとつの価格、さらには会社の売上にも結びついている。「生産管理がいちばんしんどい時が、会社がいちばん儲かる時」。以前上司に言われた言葉の意味が、今ではよく分かります。これからは、今回新たにつくった指標を水平展開していきながら、より生産計画の精度を高めていきたい。私たち生産管理の能力が伸びれば、工場の生産力が伸び、会社も成長していく。その伸びしろは、まだまだたくさんあると思うのです。

SCHEDULE
とある1日のスケジュール

09:00

出社

一般管理業務、前日の実績確認やメールチェックを行います。

09:15

室ミーティング

生産管理室内での業務連絡や相談事項を報告します。

10:00

1週間の生産実績回収と
インプット

生産計画通りに推移しているかどうかチェックを行います。

11:00

各種トラブル対応の
進捗確認

担当工程におけるトラブルが解決できる目処を確認します。

12:00

昼休憩

13:00

製品担当者の生産実績
インプットの内容確認

生産実績に関して、製品担当者と打ち合わせを行います。

14:00

週報更新

1週間の業務報告を週報にまとめます。

15:00

営業、製品担当者と情報共有

営業や製品担当者と連絡を密にとります。

17:00

週報更新完了/室長へ報告、退社

1週間の業務報告を週報にまとめ室長に報告します。

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