設計するのは、

世界中の“あしたにいいこと”。

設計するのは、

世界中の

“あしたにいいこと”。

高砂製作所
機械事業部門
技術本部 メカトロ技術部 回転機室

Tさん

2018年新卒入社 
自然科学研究科 電子情報システム工学専攻 修了

CAREER

2018年

新卒入社
機械事業部門 技術本部
メカトロ技術部 回転機室 配属

ターボ圧縮機の電気・計装・制御設計を担当。

入社後の最初の壁は、英会話。

原子力発電所のある福井県高浜町で生まれ育った私。「将来は、インフラに携わる仕事がしたい」と、幼い頃から漠然と考えていました。神戸製鋼に興味を持ったきっかけは、就職活動時のOBからの紹介。鉄鋼以外にも複数事業を展開していること、また電気系出身者にも活躍の場があることに惹かれ、選考を受けることにしました。最終的には、電力会社や他の機械系メーカーも悩みましたが、選考を通して感じたフラットな社風が決め手となり、神戸製鋼に入社しました。入社後に配属されたのは機械事業部門。石油プラントなどに使用される機械に携わる部署で、間接的ではありますが、夢だったインフラに携わることができました。選考時からのイメージとのギャップはなかったのですが、唯一、想定外だったのは語学力が必要な仕事だということ。私の部署は、海外のお客様とのやりとりが多く、部内にも外国籍の社員が一定数いるため、英語でのコミュニケーションが必須な部署だったんです。入社時点では、簡単な会話程度しか話せず、ビジネス英語を覚えるのに、初めのうちは苦労しました。それでも、会社が提供してくれた語学研修や、普段の業務を通して、着々と英会話力を伸ばすことができました。

舞台は、世界。国境のない仕事。

私が担当しているのは、石油プラントや化学プラントに用いられるターボ圧縮機の電気・計装・制御設計です。モータやヒータといった電気品の選定、バルブの選定や計装工事、圧縮機の安定稼働に向けたインターロックや制御盤の構築など、仕事内容は多岐にわたります。世界中のお客様の要求仕様に応じて、最適な機器を選定し、設備仕様を提案する。さまざまな仕様を要求される為、時には難題にぶつかることもあります。現在、私が主担当として進めている、インドの石油化学プラントに圧縮機を導入するプロジェクトでも難題がありました。プラントでは可燃性のガスを扱うため、安全上モータを動かす設計には限界があるのですが、それを超える設計仕様(電流値の上限)が要求されていたんです。さらにそれが判明したのは、お客様と契約を交わした後でした。契約後に仕様を変更することは難しく、案の定メールや会議で説明しても、お客様は首を横に振るばかり。それから複数社のモータサプライヤと会議を重ね、どのサプライヤでも要件を達成することが不可能である理由と、代案として提示できるプランを見出して、再度お客様に説明することで、なんとかご納得いただくことができました。直接お客様との折衝を行うため、大変なことも多いですが、その分得られる知識や技術、やりがいも大きい仕事だと思います。

ここには、“あしたにいいこと”を
叶えるための土壌がある。

私が感じる神戸製鋼の魅力は、若手のうちからどんどんプロジェクトを任せていく風土。私自身、1年目からプロジェクト業務として電気・計装・制御設計を任せてもらったり、海外のお客様との折衝を任されたりと、さまざまな経験をしてきました。会社として、まずは仕事を任せ、チャレンジを応援する。たとえ失敗しそうになっても上司がサポートする。この風土が、神戸製鋼の強みでもあると考えています。例えば、世界各国が目指しているカーボンニュートラルの実現。未知の領域であり、これまで以上に幅広い知識や、新しい技術が必要とされます。そして何より、答えが見えないなかでも、泥臭く挑み続けるマインドが不可欠です。失敗を恐れずチャレンジを応援する風土のもとで育ってきた私たちには、そのマインドが十分に根付いていると思うんです。私自身も、ゆくゆくはカーボンニュートラルの実現に向けて、水素やアンモニア、CO2をエネルギーに転用するプロジェクトにも挑戦し、世界中の環境負荷の低減に貢献していきたいと考えています。

SCHEDULE
とある1日のスケジュール

08:30

出社、メールチェック

海外との仕事が多い為、前日の退勤後に
時差のある国々から届いたメールを確認します。

09:00

インド向けオーダ
(プロジェクト)業務

組み立てられた製品の出荷前の確認。
現場からの問い合わせへの回答や作業依頼書を作成します。

11:00

室ミーティング

設計支援システムの導入にあたり、当室の設計業務が滞りなく行えるのか、
システムを活かしてどうすれば効率が良くなるのかを検討します。

12:30

昼休憩

13:15

日本向けオーダ
(プロジェクト)業務

圧縮機をこう運用したい、と言うお客様の要望を叶えるべく、
バルブの仕様や制御方法について検討。他室とのすり合わせを行います。

16:00

室ミーティング

11:00の打ち合わせに引き続き、設計支援システムを実機で検証します。

17:00

日本向けオーダ
(プロジェクト)業務

サプライヤから受領した見積もり仕様を確認します。

18:00

退社

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