KOBELCOの社員Sさんが語る
デキる人が日頃やっている、「伝え方」「言い方」の秘訣とは?
2022.3.1
必要なのはテクニックではなく、
日々のコミュニケーション
神戸製鋼所は素材系・機械系・電力系と多様な事業領域があり、管理部門も含めて多彩なセクションで多くの人が仕事をしています。私自身、営業から製造現場での生産管理、採用や広報などの部署で様々な業務を経験し、たくさんの人と接してきました。そのなかで、仕事を円滑に進める上で必要な「伝え方・話し方」について学びを得たことがあります。
1つは、「相手の意図を汲み取りながら伝えること」。2つめが「ゴールや目的がどこにあるのかを見据えた上で話をすること」。3つめは「相手の人となりやその時の感情に応じて話し方を変えていくこと」です。
つまり、自分が何かを伝えたいときには、まずは相手の気持ちや目的、人となりや感情を汲み取る努力をする。自分本位でなく、相手のスタンスに合わせた伝え方・話し方を考えることが必要で、そのためには、伝える相手のことをしっかりと知る・理解することが欠かせないということを、仕事を通じて学びました。
では、「相手を知る」にはどうするか。そのためには時には現場に足を運び、積極的に人とコミュニケーションを取っていくことが大事な要素になります。今は「伝え方・話し方」のテクニックを教える本が数多く出版されていて、就活や面接の参考に…と読む人もいるかもしれません。けれども、安易なテクニックにとらわれてはダメ。言葉を「伝える」→「伝わる」ための土台作りとなる、日々のコミュニケーションの積み重ねが大切になるのです。
相手の想いを汲み取り、熱量のある自分の言葉で伝える
コミュニケーションを直接とっていくことで相手との距離感が縮まり、信頼関係を築くことで様々な情報を得ることができます。例えば、大事な要件はメールだけではなく電話も合わせて使う。忙しくてもできるだけ足を運び、顔を合わせて話をすることを心がける。仲間同士の関係性も、息抜きにお菓子を差し入れるなど、硬軟織り交ぜたコミュニケーションで距離を縮めていきました。
おかげで、「きみはスポーツ新聞みたく、社内のことを何でも知っているな」と冗談交じりに言われたことも(笑)。言うべきことがおのずとうまく伝わるような人間関係を作っていったことで、「なにかわからないことがあれば、とりあえずあの人に聞けばいい」と言ってもらえるようなポジションを作ることにもつながったのです。
もう一つ、自分の考えを相手に伝えたいとき、大事になるのは言葉の本気度、熱量です。本気でやりたい、こうしたい、という事柄があれば、言葉の裏側に相応の熱や想いを込めて相手に伝えることも大切なのです。
結局、「伝えるためのテクニック」ばかりを身につけても、小手先で用意された言葉など、すぐに見抜かれてしまうもの。日頃のコミュニケーションを重視した信頼感の中で相手の想いを汲み取り、熱量のある自分の言葉で伝える――。人と人とのつながりを大事にする、KOBELCOならではの方法と言えるかもしれませんね。
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